アイキャッチ画像: ©円谷プロ ©2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会
こんにちは、宮本侑芽の声が良いと思うワタリ(@wataridley)です。
『SSSS.GRIDMAN』第5話「挑・発」の感想を書いていきます。
▼前回感想
眼に福を呼ぶ六花とアカネ
いきなり画面に映り込んでくるは際どい水着を着たナイスバディなアカネ。
移動教室にてラフティングを行うという名目の下に、今回はアカネ、六花たちの水着をこれでもかと描いている。
アカネは、ゆるゆるに着ていたブレザーから覗くシャツの膨らみからその実体を想像させて仕方ないぐらいに大きいと妄想を働かせていたが、高校生にしてこれほど巨大な兵器を保有しているとは。もはやファンタジーである。
©円谷プロ ©2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会
内海のお腹は意外と締まっていないという新事実も判明する。リアルである。
それはどうでもいいとして、六花の水着姿も当然のように眩しい。執拗に狙いつけるバックショット、皺や食い込みまで気の入った作画によって、観る側の視線を釘付けにしてやろうというあざとい意図を感じる。しかし、たしかにこれは目を向けないわけにはいかないのである。
アカネと六花、2人のキャラクターを体型で描き分けるていることも今回改めて思い知らされた。アカネは、見るからに豊満な円形バストに、細めの足という上半身に力点を置いたデザインとなっている。その細い脚は、黒タイツを被せられるとシャープなシルエットを生み出す。3話「敗・北」でアンチの膝に脚を伸ばす仕草などを見ても、彼女の見せ方には異様な拘りがある。
六花はアカネとは対照的にしっかりとした足腰を持っており、短めのスカートとセーターの組み合わせにより一層その健康的な脚線美が際立っている。今回の話における下半身を狙うショットが示すように、彼女の魅力は足腰にあり、アカネと差別化された武器を有している。
©円谷プロ ©2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会
学園モノのメリットたる、制服姿の高校生がイベント催事において特殊な服装になるシチュエーションを活かし、女性キャラクターのルックスやチャームを画面に植え付ける回であった。もちろん、お約束の怪獣も現れるのだが…
お約束に徹した回
キャラクターどうしの化学反応を日常パートで描き、進展させていた前回に比べると、今回のエピソードはあくまで小休止といった印象だ。
上記に挙げた水着のサービスシーンの応酬と今回初めて戦闘に参加するドリル型兵器のボラーを取り除くと、新事実の判明も人間関係の変化もなく、停滞気味に思えた。
強いて言うならアカネが響をグリッドマンの関係者と断定したり、アンチがアカネに対して思いやりの一片を示していたりする。だが、アカネはその事実に薄々ながらもとっくに勘付いてはいたし、アンチも前回前々回の焼き回しな戦闘に向かってしまうため、驚くほどでもない。
©円谷プロ ©2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会
また、番外編たる課外授業の回であるためなのか、怪獣の出現はお約束的な色合いが強い。巨大化という個性もそれほど活かされることなくあっさりボラーの能力を行使して勝ってしまったように映った。
店にいるグリッドマンと遠出している響たちという特殊な状況設定も、十分に活用されたとは言い難い。アカネ=怪獣の狙いはグリッドマンであるため、いち早くグリッドマンと合流しなければならない響たちにとっての緊張が観ている側に共有されないのだ。
今回はアニメのお約束である可愛い女の子の普段とは違った姿を映すための回なのだろうし、だから怪獣との戦いそのものも薄味になって仕方ないのかもしれない。
©円谷プロ ©2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会
まとめ
というわけで、毎話謎の提示・新情報の開示を行ってきた今作にしては珍しくストーリーがあまり進んでいない。
サービスシーンに注力するのもいいが、本筋が軽く扱われている気がして、所々集中しきれなかった。
ただ、これまでの騒動を経て、六花とマックスが自分たちの身の回りに起きる法則性に疑いを持ち始めた。グリッドマンサイドが驚異の正体に着々と近づいているらしく、いつの日か来るであろう衝突を想像した。
そんなこんなで今回の感想を締めさせていただく。
▼次回感想
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