12話「想いの季節」 「ジングル・ベル」が流れる街中を歩く志保とあかり。試験が終わり、大きなイベントも残すところ球技大会とクリスマスだという。「想いの季節」というタイトルに示し合わせるように、志保はクリスマスを共に過ごせ…
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『ToHeart』11話「ぬくもりの瞳」感想
11話「ぬくもりの瞳」 あかりと浩之が並木道で落ち葉を踏みながら歩いていると、ベンチに座っていた見知らぬ男から話しかけられる。枯葉は土の上では養分になるが、舗装された道の上ではゴミ扱いされる。役に立たないことは一つもない…
『ToHeart』10話「夢見る笑顔」感想
10話「夢見る笑顔」 基本1話完結の形式で進んできたKSS版『ToHeart』も、ここにきて初の前後編に。原作ゲーム未プレイかつ90年代当時の美少女ゲームの情勢を知らないため最初戸惑ったのだが、この回で初登場のマルチはど…
『ToHeart』9話「心の在り処」感想
9話「心の在り処」 文化祭の準備を進める中、浩之達のクラスで催す予定の喫茶店をめぐって、クラスメイトの岡田のグループから急な方針転換が提案される。クラス委員長の保科智子はその提案をあっさりと許可しつつも、岡田達との間には…
『ToHeart』8話「おだやかな時刻」感想
8話「おだやかな時刻」 ともすれば地味とも捉えられかねないほどに緻密かつ抑制的な作りを志向してきた『ToHeart』において、この8話はその極地とも言える回に仕上がっている。新学期の朝の席替えをメインイベント持ってきてい…
『ToHeart』7話「揺れるまなざし」感想
7話「揺れるまなざし」 とある晩の帰り道、あかりと雅史は猫が事故に遭う現場に居合わせる。この頃よく公園で猫の面倒を見ていた女子生徒もその場にいたにも関わらず、彼女は立ち去ってしまう。酷薄にも思える彼女の行動には何か事情が…
『ToHeart』6話「憧れ」感想
6話「憧れ」 全13話の本作において折り返し地点に相当するこの6話はまさにそれにふさわしい回になっている。初登場のキャラクター・雛山理緒を主役に据え、ここにきて浩之とあかりを客観視する目線を加えて作品に重層性をもたらずば…
『ToHeart』5話「青い空の下で」感想
5話「青い空の下で」 1話が新学期の席替え、2話が放課後のすれ違い、3話がオカルト研究部に見学に行くまでの話、4話が格闘技同好会の試合と、それぞれ学校中の衆目環視にまでは置かれないスケール感で展開されきた(そしてこの回以…
『ToHeart』4話「輝きの瞬間」感想
4話「輝きの瞬間」 いつもの調子で浩之達が校門を通りかかると、格闘技同好会の勧誘チラシを配る生徒の姿が。黒魔術に傾倒する財閥令嬢の次は格闘少女ときて、流石ギャルゲー原作。攻略対象のバリエーションが豊富である。勧誘活動の成…
『ToHeart』3話「陽だまりの中」感想
3話「陽だまりの中」 別のアニメが始まったのかと瞠目するようなシーンから始まる第3話。前回顔見せしていた来栖川芹香が怪しげな黒魔術の儀式を行っている様子から始まっているが、その雰囲気を一切茶化すことなく本当にそれだけでア…