こんにちは、ワタリ(@watari_ww)です。
デートを終えて、ひとまず落ち着いたように思える二人の関係。しかし、今回は店長のプライベートに関わることでより一層強まるあきらの想いが描かれました。
店長の部屋にあるのは大量の本、そして書きかけと思われる原稿用紙。
「夢も希望もない45歳」
店長は自身をそう表現していながら、文学に対して執着心があるようです。ファミレスの店長職に忙殺される日々を送りながら、好きな時間には本を読み、筆を執る。あきらの若さに戸惑うのも、こうした夢が沸き上がるのを恐れているからでもあるのでしょうか。
オムライスを作ったところで、店長が帰ってきたので、驚かすため押入れに隠れることに。
また、汚れたシャツを自分の洗濯機で洗っていいのか?と悩む店長にも年の差らしい考え方が出てて面白い。お父さんと同じ洗濯機で私の服を洗うな!という娘さんもいるみたいですが、そんな薄汚い現実を忘れて違う方向から楽しめるこのアニメは良いですね。
雨は今まで作中では、ネガティブなイメージがつきまとっていました。でもここでは、店長が立ち往生していても、自分から近づいていこうとするあきらの姿勢が顕れているのです。デートの件でひと段落ついたと思っていた2人の関係は、やはりあきらの「店長のことをもっと知りたい」という想いによって進展していくのです。
ハムスターつぶのおかげで、みんなから構われるようになり、中々接触できないあきら。ハムスターバブルは、あきらの一声によって弾けました。でも、あきらだけは尚も執着する。ハムスターという口実で、店長と話をする所が可愛らしいですね。
吉澤視点からガーデンでの日常を描く15話が丸々カット。吉澤だからしょうがない。
Twitterでも書いたのですが、アニメ恋雨はあくまで「あきらと店長」の一本筋を重視して作っているようなので仕方ありません。
アニメ「恋は雨上がりのように」は原作と異なり店長とあきらの関係にフォーカスし、スピード感重視で進んでいく。逆に漫画では、彼女らの周りにいるキャラクターにもスポットがあたったり、コメディパートが多くあったりするのでどちらを見ても楽しめる設計。かなり上手いメディアミックスだと思う。
ちなみにこの話では吉澤が前髪を短くしてしばらく髪型が変わるのですが、話自体がカットされたので特に変化なし。後々重大な要素になってくるのですがアニメではその件もなくなるかもしれません。
あとどうでもいいかもしれませんが、男子諸君にとっては極めて重要なパンチラ描写がなくなりました。画像は貼りません。見たければ原作を読みましょう。
(C)眉月じゅん/小学館(C)アニメ「恋雨」製作委員会
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