雨が降っていても傘を持って迎えに行く『恋は雨上がりのように』第5話感想

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 こんにちは、ワタリ(@watari_ww)です。

 デートを終えて、ひとまず落ち着いたように思える二人の関係。しかし、今回は店長のプライベートに関わることでより一層強まるあきらの想いが描かれました。

 今回の話は、2巻に収録されている16話~3巻収録の18話までがアニメ化。
 今回の話は、あきらが勇斗とハムスターを店長の家へ見送りとその後日談まで描かれました。

雨は雨でもポジティブな雨

 初めて来る店長の家に興味を示すあきら。家とはプライベートな空間ですから、相手の趣味や生活模様を覗くことができる。どんな情報も胸をときめかせますね。

 店長の部屋にあるのは大量の本、そして書きかけと思われる原稿用紙。
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 「夢も希望もない45歳」

 店長は自身をそう表現していながら、文学に対して執着心があるようです。ファミレスの店長職に忙殺される日々を送りながら、好きな時間には本を読み、筆を執る。あきらの若さに戸惑うのも、こうした夢が沸き上がるのを恐れているからでもあるのでしょうか。

 
 オムライスを作ったところで、店長が帰ってきたので、驚かすため押入れに隠れることに。
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 本人がいるとは知らずに塩っぱいと評価する店長に落胆するあきら。息子との会話を盗み聞きしながら、自分の話題に及ぶと一層聞き入るシーンは、背徳感と緊張感に満ちていて、観ているこっちの心臓まで揺らされます
 ついに暑さに耐えきれず、外へ出て倒れこむあきら。勇斗のラッキースケベを誘発するドジによって、店長の服を借りることに。おっさんの服がここまで頼もしいアニメは未だかつて無かった…。
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 また、汚れたシャツを自分の洗濯機で洗っていいのか?と悩む店長にも年の差らしい考え方が出てて面白い。お父さんと同じ洗濯機で私の服を洗うな!という娘さんもいるみたいですが、そんな薄汚い現実を忘れて違う方向から楽しめるこのアニメは良いですね。

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 そして、雨が降り始めたら傘を持って相手を迎えにいく行動は、あきらの積極性と歩み寄りを光らせていると思いました
 
 雨は今まで作中では、ネガティブなイメージがつきまとっていました。でもここでは、店長が立ち往生していても、自分から近づいていこうとするあきらの姿勢が顕れているのです。デートの件でひと段落ついたと思っていた2人の関係は、やはりあきらの「店長のことをもっと知りたい」という想いによって進展していくのです。

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 後日、ガーデンでは店長がまさかの人気株高状態になります。
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 ハムスターつぶのおかげで、みんなから構われるようになり、中々接触できないあきら。ハムスターバブルは、あきらの一声によって弾けました。でも、あきらだけは尚も執着する。ハムスターという口実で、店長と話をする所が可愛らしいですね

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 店長に湧き上がってきたふつふつとした気持ち。一旦それを書き留めようとしますが、やめました。果たして、その気持ちを形にする時は訪れるのか?店長側の動きも期待させられます

原作との違い

 吉澤視点からガーデンでの日常を描く15話が丸々カット吉澤だからしょうがない。
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 Twitterでも書いたのですが、アニメ恋雨はあくまで「あきらと店長」の一本筋を重視して作っているようなので仕方ありません

 ちなみにこの話では吉澤が前髪を短くしてしばらく髪型が変わるのですが、話自体がカットされたので特に変化なし。後々重大な要素になってくるのですがアニメではその件もなくなるかもしれません。

 あとどうでもいいかもしれませんが、男子諸君にとっては極めて重要なパンチラ描写がなくなりました。画像は貼りません。見たければ原作を読みましょう。




(C)眉月じゅん/小学館(C)アニメ「恋雨」製作委員会

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