こんにちは、下戸のワタリ(@wataridley)です。
最近買ったAppleのAirPodsがあまりに使い心地のいいアイテムだったため、ご紹介させてもらいます。
はじめに
一言で商品説明してしまえば、これは通常のイヤホンにはあるはずのコードがないワイヤレスイヤホンです。
大きな特徴はただそれだけ。
直前に使っていたAppleの有線イヤホンと比べて音質が明らかに向上しただとか、デザイン性が増しただとか、そんな誰もが振り返ってまじまじと見て来るセンセーショナルな機能はあまりないです。
とにかく、コード要らずというひとつの取っ掛かりがこのAirPodsのアイデンティティであり最大の売りなのです。
そんなものに1万8000円という安くはない値段を出して後悔しないのか、買う前は心配でした。
実際に使ってみて1週間経って思うのは、間違いなく値段以上の見返りがあるということ。線がないことによる効用は、地味ですが、それ故に確実に利便性を向上させています。有線を使うことで生じる些細な制限が無線ではまるごと取っ払われ、日頃の自由が広がりました。
ワイヤーに煩わされ、いつのまにか積み重なるストレス
ワイヤレスイヤホンの最大の売りである、無線設計は使用者のストレスを根こそぎ消し去ってくれました。24時間つけていても生活に支障を感じないのではないかと思うぐらい、無装着感が高いです。
思えば、イヤホンをつけるシーンって少なからず「音楽を聴く」という姿勢を取らなければなりませんでした。
どこかへ出かける場面を想像してみましょう。
電車の座席に腰掛け、ひと段落ついたら結んでバッグにしまっていたケーブルを取り出して、それを解いて、耳につけ、スマホに接続する。そして曲を選んで音が流れ出します。
多大な手間とまでは言えなくとも、これらの動作はなるべくなら省略したいです。
聴いている間に、スマホをいじろうにも、コードがどこかに引っかからないようにといった注意をせざるを得ないし、何かの拍子に引っこ抜けてしまったら音楽は中断してしまいます。
背負うタイプのリュックサックやショルダーバッグなどを体の前に持ってくる時には、確実にケーブルが巻き込まないように気を使うタスクが発生します。ちょっと注意すれば難なく終わる動作とはいえ、いちいちこうした面倒を繰り返していると、どうにかならないかなと一度は考えるのが人というものです。
話ちょっと逸れますが、左利きの人は右利きの人に比べて寿命が短いとよく耳にしますよね。
ドアノブ、駅の改札といった設備は基本的に右利きを想定してパーツが組まれています。左利きの筆者は給食で汁物を掬う配膳道具の形状が右利き用になっていて、
使いづらいと感じていたものです。細かいところではハサミにも右利き用もあります。
事あるごとに、左利きの宿命と社会の環境の間の些細なミスマッチを体感し、そのストレスが積もり重なって寿命をちぢめてしまう…という理屈で、真偽のほどはともかく、先の話は説明できます。
有線イヤホンの使用で生じるストレスもこれと同じではないでしょうか。できることなら無くしてしまいたい…とユーザーは潜在的にでも感じているはずです。
ワイヤレス=ストレスレス
究極は、好きな時に好きな音楽を思い浮かべたらはっきりと脳内に流れ出すSFチックな仕組みが最高なのですが、現代技術ではとても無理な話。
しかし、擬似的にでもそれを実現してくれるアイテムがAirPods。
届いたパッケージを開封し、入っていた充電ケースの蓋を開けるだけで、iPhoneとのペアリング作業は完了。
1分とかからずにセッティングが終わった後、早速使ってみました。
買う前から想像していた通り、耳につけたまま動き回っても外れる心配に煽られないという開放感に感動。
コードがいちいち手に当たったり、絡まったりという細々とした困りごとも断絶するため、移動中だろうと、スマホをいじろうとも、イヤホンの存在に心の安らぎを遮られることはないのです。
線がないので首やポーズを好きに動かせる。スマホをバッグの中に入れられる。スマホをいくら動かしても絡まる心配なし。取り外した後にコードをまとめる手間も省略。
おかげさまで、つけていることを忘れてしまうことすらあります。
使用していないときは、充電ケースに入れておけばひとまとめに管理しやすいです。充電も行われるようになっており、事前に充電ケースをiPhone用のUSBコードに繋いで充電しておけば、一日中音楽を聴いていても充電切れを起こすことはないぐらい余裕がもてます。
自分は通勤、退勤中にずっと聴いていますがイヤホン自体は3、4時間で切れるものの、充電ケースに入れるとすぐにまた復活するので、そうそう電池関連で困ることはないでしょう。
ケース自体もシャツの胸ポケットやジーンズの腰のポケット入る程度の大きさで持ち運びやすいです。
コードがなくなったことにより快適なユーザーエクスペリエンスを実現し、更にワイヤレス化に伴ってのバッテリーの問題もコンパクトで電池持ちのいいケースで解決されています。
ワイヤレスのおかげで、あの細くて長い紐の言いなりになっていた状態から脱却し、完全フリーの状態です。高額な商品ですが、煩わしさがゼロになる体験は価格に見合うものだと思います。
デザインでも心の余裕
非常に便利で快適なアイテムである上に、もうひとつオススメできる理由が周りとの違いを演出できる利点です。
というのも、こんなに素晴らしい商品でありながら、未だにつけている人たちは少数派です。まだ、世間に出回って長くはないですし、ワイヤレスにするきっかけがないので、無理もありません。
そんな時分だからこそ、ワイヤレスをつけるっていうのが一種のファッションになり得ます。
みんな線で繋がったイヤホン、片や線無しで煩わしさから解放してくれる先進的イヤホン。
コードという物理的存在をアナログの象徴とすれば、ワイヤレスは未来を感じさせるアイテムだと思います。
すっきりした見た目に必要最低限のパーツというビジュアルが洗練された印象を与えますし、実際使いやすくもあるのだから、個人的に有線よりもこちらの方が好きです。
使ってて感じた3つの弱点
とにかく便利かつデザイン面でも満足している一方、要改善の弱点もあります。
- (できなくはないが)イヤホン単体では音量調節不可能
- イヤホン2本がバラバラなので気をつけないと失くすリスクが高い
- 高額
3つのうち①の音量調節の弱点は、後継機やアップデートでどうにか対応してほしいと思う弱点です。
コード付きのイヤホンだと調節ボタンで音量の上げ下げや曲の停止、スキップが操作できるようになっており、自分が使っていたiPhone 8付属のイヤホンもそうでした。
しかし、AirPodsではワイヤレス化の影響から、音量調節にまつわる装置・機能はありません。
いちおう、イヤホン本体をダブルタップすることでsiriを呼び出し、「音量を変えて」と指示すれば出来なくはないですが、ボタンで音量をクイックに変えられるのに比較すると、億劫と言わざるを得ません。周囲に人がいる場合、いきなり声を出すのも気恥ずかしいですしね。
そのため自分は音量を調節する際には、スマホ本体の音量調節ボタンを押しています。
「ワイヤレスを活かしてバッグにスマホをしまったまま音楽に関する操作を自由自在に」とはいかない現状は、とても惜しいです。
②の失くすリスクについては、商品の仕様上どうしても避けられない問題です。自分は未使用時は、常に先述した充電ケースに収納して持ち歩くようにしています。イヤホン2本をむき出しのまま外へ出すタイミングは、音楽を聴くときだけです。
充電ケースは、バッグの中にしまうようにしていますが、傷ついたりするのが嫌なため、他社製のカバーをつけています。1000円ちょっととそこそこの値段ですが、サイズがまったく変わらない薄さでしっかりとガードしてくれるので、一緒に購入することをお勧めします。
↑ちなみに赤色はこんな感じ。
まとめ
3つの弱点の最後に挙げた高額については、使ってみて満足すれば解消される弱点です。自分は、これからはコードに煩わされないという圧倒的な開放感に感動しました。だから、悔いはありません。
惜しむらくは、音量調節機能と失くした際の捜索機能などが今は備え付けられていない部分ではあるものの、とにかく「コードがない」「鬱陶しさがない」「クオリティオブライフの向上」という三段に感動させられ、そんな不満店は些末なことに思えます。点数にすれば100点中90点ほど。
買おうか迷っている方の背中を押したくなるぐらいの気持ちです。
快適さを追求するのであれば、AirPodsは絶対にイヤホン購入の選択肢から外せないプロダクトです。
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