きみは映画館で拍手が起きる瞬間に遭遇したことがあるか?観客のリアクションが面白かった映画5本!

スポンサードリンク

こんにちは、パスタがあるとついついペペロンチーノを作ってしまうワタリ(@watari_ww)です。

最近、配信事業がクラウドコンピューティングの助けもあって顕著に成長してきていることを実感させるニュースをよく耳にします

映画館で公開するためではなく、配信サービス用に作られるオリジナルドラマの評判もツイッターでよく見かけます。「ブレードランナー 2049」や「スーサイドスクワッド」に出演していたジャレッド・レトが、日本の裏社会を舞台にしたNetflixオリジナル映画「アウトサイダー」なんかは配信前後に話題になっていましたし、ナタリー・ポートマン主演の「アナイアレイション -全滅領域-」はアメリカ・イギリスで公開後、世界的にはNetflixによる配信で公開されています。

HuluやNetflixなど大手どころは月額制で気前よく人気映像作品を配信する傍ら、オリジナルのコンテンツも提供してくれていますね。

筆者もプライム会員の特権を利用し、Amazonプライムビデオで映画やアニメを観ることはあります。

こうした配信サービスの利点として、ローカル上に落としておけば、いつでもどこでも優良なコンテンツを視聴できる携帯性があげられます。ふつうに家で観るのもいいですし、電車通勤・通学の暇つぶしにももってこいです。

一般的に大人1800円という映画の料金設定に比べても、Netflixは月額で見放題というシステムで、ベーシックが650円、スタンダードが950円、最上位のプレミアムでさえ1450円という手頃な価格です(いずれも税抜き)。

(Netflix公式サイトより引用)

携帯できて低価格…一見すると映画は太刀打ちできないように思えますよね。ただ、映画は映画の良さがあるのだとお伝えしたいです。

単刀直入に申し上げますと、配信サービスと比較した際の映画の長所はライブ感です。

映画はたくさんの人が、特定の上映時間に、シアターという名の箱に集められます。同じ時間・場所にいるからこそ、反応を体感することができます。スクリーンに可笑しなシーンが映し出されれば笑い声が漏れ、スペクタクルが繰り広げられれば大勢で息を飲む。あの空間は、個々人が好き好きに楽しむ目的に特化した配信サービスには無い体験場所なのです。

今回は、自分が今まで「映画館で観てきた映画」の中で、とりわけ観客の反応が顕著だった作品をピックアップして、列挙していきます。

自分が没頭した作品が上映後、拍手を浴びる。同じ場に集まった知らぬもの同士が間接的に共感を示し、心地いい興奮をもたらすあの体験を共有いたします。

 

「劇場版名探偵コナン」で聞こえた黄色い声

興行収入85億を越えてシリーズ最高になった「名探偵コナン ゼロの執行人」は、いまだに公開されている上映館がありますね。

そんな劇場版コナンシリーズの人気が徐々に上向いていた最中の「異次元の狙撃手」では原作のストーリーが途上という状況下で制作された映画としては、異例的にとある新事実を明かしていました。

ラスト、コナンたちのピンチを救ったとある人物が発した「了解」のひとこと

その言葉がシアターに居合わせた女子中高生たちの心をわし掴みにし、歓喜と驚きの声を絞り出させていました。漢字にしてたった二文字の言葉が劇場内にリアクションをもたらす様は実に新鮮でしたし、コナンというコンテンツがいかに支持されているのか実感しました。あの趣と気品に満ちたベテラン声優の声もいっそう魅力的に響いていました。

劇場版コナンは、映画終了後に次回作の主題となる人物や舞台が映りこむ予告映像も定番ですね。昨年公開の「から紅の恋歌」のエンドロールが終わり、日本列島中の電気が消える直前。安室透らしき声によって「ゼロ!」というシンプルな二文字が発された瞬間も、同様に観客席から黄色い声が聞こえてきたものです。公開初日に観ていたため、事件が起こっている現場に居合わせているというライブ感も一層増していました。

 

オーディエンスが最後の演奏に拍手を送っていた「セッション」

過酷なジャズ指導者フレッチャーによる激しい追い込みとそれに呼応してクレイジーになっていく青年ニーマンを活写した映画「セッション(原題: Whiplash)」も、観客のリアクションが印象的でした。

この物語の大半部分は、お世辞にも「テンションがアガる」とは言い難いです。フレッチャーによる執拗な演奏者苛めや理不尽な指導が密閉された室内で行われ、観ているこちら側にもその異様な雰囲気が伝わってくるからです。

公開当時は、ジャズの世界はこんなにも厳しいのかと論争を生んでもいました。そのぐらい我々がジャズに抱くイメージを塗り替える映画だったということでしょう。

フレッチャーがニーマンに抑圧的な態度をとる作風には盛り上がりに欠けるのですが、これがラストシークエンスに向けての壮大なチャージになっています。

ひどい仕打ちを受けたニーマンは、音楽の名門を巣立ち手にするはず栄誉から遠ざかった生活を送る羽目に。そんな折に、フレッチャーは一見良心を取り戻したかのように振る舞い、彼を自身のジャズパフォーマンスに招き入れます。

そうして最後、フレッチャーはやはりフレッチャーだった。しかし、ニーマンもまたただものではなかった。そんな狂気的な執念、狂気的な精神がステージの上でぶつかりあうという手に汗握るバトル。

いがみ合っていたはずの2人が音楽を通じて微かな雪解けの様相を呈し、最後さらなる演奏に入るというところで幕を引く。

直後、エンドロールに入るのですが、この瞬間に拍手が鳴り始めていました。暗い映画館内は、2人のパフォーマンスを大画面に映すことによって、コンサート会場に成り果て、映画の観客は聴衆に変わっていました。

あの張り詰めた緊張感の末に訪れた爆発的パフォーマンスと、それを鑑賞した観客の組み合わせをその場で体感できて本当に良かったと心から思います。

 

スティーヴ・ロジャースのご尊顔で歓声が漏れた「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」

今年公開された映画で最も映画ファンを賑わせた作品のひとつ、それがヒーロー達大集結の祭典アベンジャーズ。

その最新作「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」は、興奮が劇場内に充満する作品でした。

この映画は、とにもかくにもヒーローの活躍が格好いい。もはや脚本も演出もキャストも何もかも、ヒーローを魅せるために存在しているかのような思い切った作風です。そのあまりに先鋭的なつくりに対し、公開当時は「一本の映画としてどうなのか?」という感想を書いてもいました。

しかし、そんな自分でさえも映画の最中、鳥肌が立ち、膝が震え、こぶしを強く握りしめることがありました。

スポンサードリンク

とくにスティーヴ・ロジャース(キャプテン・アメリカではない)の登場シーンでは、あまりに格好いいヒーローもののお約束を果たしてくれたおかげで、有頂天になりました

サノスの配下に手をかけられそうになったビジョンとワンダ。そんなとき、敵の注意の矛先が騒々しい列車を隔てた先に向かう。そこに見える怪しい人影。すかさず槍を投げつけるも、超人的な反射神経と動きによって防がれてしまう。暗がりから出てきたその陰の正体は、失踪していたスティーヴ・ロジャースその人だった…。

もう書いている自分自身が恥ずかしくなってくるぐらいにベタ中のベタをゆく展開なのですが、この時にやっとアベンジャーズのメインテーマが流れるという粋な演出に血を沸かされました。

トレーラーであの顔は何度も見ていたし、なんならツイッターではプロフィール画像にしている人もいたぐらいなのに、変わり果てた姿のキャップをいざスクリーンで目撃した時の反射的な興奮は抑えられませんでした。

観客席から漏れた「わぁ…!」とか「あぁ…!」といった感嘆の息が、そのシーンの盛り上がりを殊更に引き立てていました。

映画当日は、外国人の観客も多かったですが、映画が終わるとサノスがマジヤベェ(大意)といったマシンガントークを繰り広げ、ハイテンションで劇場を去っていく姿が記憶に残っています。次回作どうなるの!?みたいな反応でもざわついていました。

話題作の公開初日となると劇場側も大きめの箱を用意していますし、観客数も相応に多くなります。「アベンジャーズ」のような世界的人気シリーズだと客層も多国籍なので、彼らのリアクションもひとつの楽しみになりますね。

アベンジャーズ4にも期待せずにはいられません。

 

バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!バーフバリ!

もはや説明不要、映画大国インドが生んだ圧倒的映画叙事詩「バーフバリ」二部作は、観客たちが上映後にざわつくのがとても気持ちよかった。

今作は、父のアマレンドラ・バーフバリとその息子マヘンドラ・バーフバリの親子二代に跨った壮大なストーリーになっており、彼らが困難を雄々しく切り抜けていく姿が実に爽快なエンターテインメントになっている。

どうして巨大な暴れゾウを食い止めるのに巨大な山車を引き連れまわして衝突させたり、三本の弓矢を同時に射出して正確に敵の急所に命中させたり、弓矢が体に突き刺さってもピンピンしていたり、燃え盛る水牛の大群に轢き殺されそうになったのに体勢を立て直して牛サーフィンに興じたりできるんです?と問われたとしても、「バーフバリだから」ですべてが解決する。

説得力にあるべき論理性が欠如しているにも関わらず、映画が動員している大量のエキストラだとかスペクタクルに代表される物量パワーと、心に真正面から訴えかけてくる宗教パワーが組み合わさって我々を非論理的に説得してしまうのである。

バーフバリの魅力は、子供の頃に愚直に信じきって興奮していたオカルトや少年漫画のそれと同じだ。観客たちにバーフバリという存在を信じ込ませ、やたらと逞しい肉体美や出来すぎにも程がある人格者エピソードによってハートにダイレクトアタックを仕掛けてくる。それを受けた側は、バーフバリに惚れてしまうのである。

だからこそ、強大な悪バラーラデーヴァによって父のアマレンドラが誅殺されてしまう悲劇は、映画の中ではなく親しく愛おしい人の死として伝わってくるし、その直後に瓜二つの息子がヤシの木をカタパルトにし人間大砲を飛ばすなどという荒唐無稽な画に、違和感を覚えるよりも応援する気持ちを優先させてしまう。

このバーフバリは、人のハートにパワーを伝える作品だからこそ、他人が自分と同じ喜怒哀楽を抱えていると知った時の歓びもまた大きい。どれだけ外見の異なる外国人と同じ場に居合わせたとしても、相手が日本語を喋ったら親近感が沸くはずだし、どれだけバックボーンが異なろうが同じ神(ミュージシャンとかアイドルとも言い換えられる)を信仰していると知った時には意気投合して語らい合うように、だ。

バーフバリを見終えた後の臣民たちのざわつきと歓喜の声は、仲間たちが満足したことを知ることのできる情報だ。だから、映画館で感情を発露しながら、共にバーフバリ!バーフバリ!と叫ぶ応援上映なるものが流行るのも必然的な流れである。

筆を執っている手が汗まみれになってしまった上に、いきなり文体が「~です・~ます調」から「~だ~・である調」になって困惑された読者も多いと思いますが、それだけバーフバリというエンタメを他の観客たちと観るのは面白いということです。

 ワタリドリの手帖
ワタリドリの手帖
https://wataridley.com/archives/%E5%BD%B1%E3%81%AE%E3%83%92%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%BC-%E3%82%AB%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%83%E3%83%91%E3%81%AE%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%80%81%E3%81%93%E3%81%93%E3%81%AB%E5%AE%8C%E7%B5%90%EF%BC%81.html
享楽人間による映画とかゲームとかの娯楽物レビュー。

 

劇場全体が戸惑い、笑い、最後には拍手喝采だった「カメラを止めるな!」

当初、SNSを中心に話題沸騰となり、公開規模が当初のたった2館から今屋全国100館以上にまで広がっている話題作「カメラを止めるな!」。

今作はなにを言ってもネタバレになってしまうが故に、ここでもあまり多くを語りたくはありません。

しかし、今まで見た映画の中でも最高に観客のリアクションが面白い映画であったと断言できます

この映画を観たときに感じる面白さ、あるいは違和感といった感情は、映画を見ているうちに見事に他の観客と同調していきます。

お笑い番組を観ている時も、ホラー映画を観ている時も、みんなどこで笑いどこで怖がるのかといった好みってどうしてもばらけてしまうものです。

しかし、この映画はきちんと面白い瞬間が他の観客と重なり、それが映画の展開にも活きてきます。

他の人が笑えば、自分ももらい笑いをできますし、そのシーンに抱いた感情がほかの人と繋がること自体もまた楽しいのです。そのため、これは友達や恋人と観に行くときっと楽しい思い出になります。「あのシーン良かったよなー」「あそこもよかった!」と語らい合うと距離も縮むこと間違いありません。

(もちろん個人差はありますが)映画館デートは微妙だった時のリスクが常に存在しますが、この映画は確実に盛り上がれると思います。

観ている最中に映画を作った人たちへのリスペクトがじわじわと沸き上がり、最後に劇場内で拍手が起こった時にはまるで自分のことのように嬉しかったのは、貴重な感情体験になりました

 

まとめ

映画館は実地で体験する娯楽だからこそ、思い出に残りやすいです。

面白そうな映画は友達を誘って行くとより楽しめるでしょうし、恋人や気になる人を誘う口実にすることもできます。

たしかに、わざわざ足を運んで、まとまった時間を確保しないと観られないってものすごく面倒ではあります。冒頭に述べた配信事業の発展に押され、映画離れというものが囁かれてもいます。

しかし、すべてをオンラインで完結させられる社会が実現したとして、それでも映画は生き残ると思います。

これまでに述べてきた体験の楽しさがまさに面倒な手順を踏んででも見に行く動機なのです

とくに現在公開中の「カメラを止めるな!」は、たくさんの人と一緒に観る映画館システムの良さを実感できる作品になっているため、ぜひとも時間を割いて、足を運んで見ていただきたいです。まるで宣伝担当のような口ぶりで恐縮ですが、一人間としてもっと多くの人と楽しいことをシェアしたいために、この記事を書きました。

正直、映画館で拍手を観る機会ってなかなかないです。だからこそ、出会った時の喜びもまたひとしお。これからも拍手が起きるような作品や、起こらなかったとしても自分の心に染み入る作品を求め、映画に足を運びたいと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です