ワタリドリの手帖

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 こんにちは、ワタリ(@watari_ww)です。

 今日は
『カーズ クロスロード』(原題:Cars 3)の感想です。

 ネタバレ無しで語っていきます

69/100

一言あらすじ「進退をかけてレーサーが奮闘」


前語り

 またまたアニメーションを扱います。別にアニメ好きというわけではなく、夏に公開される映画でアニメの話題作が多いからです。

 「カーズ」は2006年に公開されたピクサーのアニメーション。車が擬人化した世界を描いていて、故にレーサーは花形職業扱い。主人公ライトニング・マックィーンはこの1作目においては、イキった新人レーサーとして登場します。
 今回3作目にして、(恐らく)完結編。マックィーンはベテランレーサーとなり、台頭してきた新人レーサーの存在に脅かされる彼の進退がテーマになっています。ポスターのキャッチコピーもそれを謳っています。
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 ちなみに原題のCars 3(単にカーズ3)は、邦題では「カーズ クロスロード」に変えられています。日本では他のピクサーアニメほどメジャーではないがゆえの宣伝上の都合(3作目を押し出すと新規層が手を出しにくい)や、内容に合わせてわかりやすくしようとする工夫(マックィーンの人生の岐路=クロスロード)を感じ取れますね。


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現実主義か、理想主義か

 さて、前置きはこのあたりにして早速感想を。

 カーズ クロスロードは完結編としてこれ以上無い程まとまっていたと思います。

 但し、まとめ方は賛否両論あるだろうそういう作品ですこのオチに納得できるかどうか、がこの作品の評価を左右するのではないでしょうか。

 好評と不評の分かれ目は大きく分けて、見る人が「現実主義」か「理想主義」かだと考えています。

 ネタバレは避けますがピクサーの映画では、「トイストーリー 3」「モンスターズ・ユニバーシティ」の劇中で、現実的な困難にあうキャラクターの姿があり、これを夢物語のような甘いストーリーでしめるのではなく、ちょっとビターなテイストで描いていると感じました。
 今作のマックィーンはまさしく、玩具と遊ばなくなったアンディと離れたくないウッディ達や、怖がらせ屋になりたいけど適性の無いマイクのようなポジションにいるのです。

 上記2つの映画を肯定的に捉えた方ならば、ちょっと粗い部分もあったものの、今作の評価も概ね良くなると思います。

 主人公ライトニング・マックィーンは、最先端技術を駆使した新人レーサー ジャクソン・ストームに
敗れ、大事故によりレースから一旦離れる事に。

 この時のクラッシュ描写はとてもリアル。本物の車が横転したかのような重量感と衝撃が伝わって来ました。ポスターにおいても採用されている印象的なシーンですね。
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 冒頭からひっきりなしにスピーディーなレースが展開されるなかで、焦燥から巻き起こる突然の大事故、そして恐ろしいまでの静けさ。このシーンは是非映画館で感じてもらいたいです。

 ちなみにジャクソン・ストームの日本語版声優は、オリエンタルラジオの藤森慎吾さんが担当(英語版はあのアーミー・ハマー)。
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 宣伝用に著名人を起用するのは毎回のお決まりですが、今回の藤森さん、松岡茉優さんはキャラクターにカッチリとはまっていてピクサーの日本語訳担当のキャスティングは巧い。

 ジャクソン・ストームの調子付いた若者の感じが良く出てましたし、マックィーンのトレーナーになるクルーズ・ラミレスの快活さと少しばかり見せる憂いも伝わってきました。
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(メーターの山口智充さんは相変わらずキャラクターになりきっている。)

 このラミレスがパートナーになり、二人の掛け合いに映画の大半が割かれるので、このキャラクターも重要。

 ベテランのマックィーンとまだ若いクルーズ。

 栄光と挫折。

 夢と現実。

 挑戦と失敗。

 これらの対比が映画を盛り上げてくれます。

 先ほど書いた通り、御伽噺のようにうまいくばかりのストーリーを期待する人には納得できない部分も出てくると思いますし、現実的なものの考え方で見ても、解決策はちょっと粗っぽく感じるかもしれません。

 それでも、私としてはカーズの完結作として原点の「カーズ」を振り返りつつ、新たな門出を描いた物語として見た後はすっきりした気分になれました。

 本作に回想でしか出てこないドック・ハドソンは原語版の演者ポール・ニューマンが1作目の後に死去したことから、このような扱いになっていますが、今は亡きドックと今を生きるマックィーンとの関係に注目して見ると更に面白くなること請け合いです。
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 なので1作目のカーズは予習して観にいく事をオススメします。沢山キャラクターが出てくるので初見だと全員は把握しにくいでしょうし。

 とはいえ見なくてもそれはそれで楽しめるように設計されているので、夏休みに家族で…いや沢山の現実を味わった大人が観るのも良いと思います。


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